先日読んだ本の中で、以前から疑問に思っていたことの答えを見つけました。
「余分な力を抜く」ということを、レッスンでもよくお伝えしていますし、経験的にもとても大切なことだと理解していたのですが、”なぜ” 余分な力を抜くことが大切なのかずっと疑問に思っていました。
「ピアニストの脳を科学する」という本なのですが、その中で脱力について記述が多くありました。
身体の動きの流れとして、まず脳から筋肉に指令が発せられ手や足が動くのですが、この脳からの指令に「ノイズ」が含まれているとのこと。
先日のブログでも、少し似たような記述をしましたが、自分が頭の中で思い描いた理想通りに身体を動かすことの難しさを感じておりましたが、その理由もこのノイズが関係していそうです。
そして、筋力を使えば使うほどノイズの量も増えていくらしく、それを減らすには「脱力」が不可欠なようです。
”なぜ” という理由がわかったところで、今度は ”どうすれば余分な力が抜けるのか?” という課題が残ります。
いくら「力を抜いて!」と言われたところで、自分の意志に反して力んでしまうので、それをどのようにすれば脱力できるのか、どのように練習すればいいのかを研究するのもクロマティック・ハーモニカ・ラボの課題の一つです。
”クロマティック・ハーモニカ・ラボ”と名乗っている通り、演奏法やメソッド、楽器のことについても研究を進めております!!
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