Harmonicas

”クロマティック・ハーモニカ” とは

『クロマティック』というのは英語で『半音階」という意味で(シャープ#やフラット♭などのこと)、ピアノで言うと黒い鍵盤部分にあたる。

複音ハーモニカやブルース・ハープなど、ハーモニカにも種類が多くあるが、一本のハーモニカだけでは#や♭などの半音を出すことができないものが多い。

ところが、このハーモニカは一本で全ての半音が出せるため、「クロマティック・ハーモニカ」と呼ばれている。(ピアノで言うと、白い鍵盤部分、黒い鍵盤部分もどちらも一本で出すことが出来る。)

半音を出す時は、右横に「スライド」と呼ばれるボタンのような物が付いており、それを押すと半音上がる仕組みになっている。(ピアノの白い鍵盤部分から、黒い鍵盤部分に切り替わる。)

ハーモニカには『吹く音』、『吸う音』があり、ド・ミ・ソが吹く、レ・ファ・ラ・シが吸う音である。一部の例外もあるが、ほとんどの種類のハーモニカが同じような吹き、吸いの仕組みである。

またクロマティック・ハーモニカは、1つの穴で吹き、吸いの音が組み込まれており、上記のタイプの場合、穴が12個しかあいていないが、3オクターブ、フルートとほぼ同じ音域を持っている。

例えば、1番目の穴を吹くと「ド」、その同じ穴を吸って「レ」、更に右横のボタンを押して同じ穴を吹くと「#ド」、同様に右横のボタンを押して吸うと「#レ」を出すことができ、1つの穴で4つの音が出る仕組みになっている。

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