日々のお手入れ

日々のお手入れについて

日々のちょっとした心がけで、ハーモニカを良い状態・清潔な状態に保つことに繋がります。

楽器の状態を保つたけでなく、心を込めてお手入れをしていただくことで、ハーモニカとの向き合い方が変わり、音色や演奏にも良い影響が現れます。

演奏の前後のお手入れは、大掛かりなものはありませんので、是非とも取り入れてみてください。

演奏する前に

まずは、歯磨きをして口の中を清潔にしてください。
その際には、食べ物や飲み物の色素などが残っている場合もありますので、舌苔も綺麗にすることをお勧めします。

食後などにそのままハーモニカを吹くと、色素がついたり、汚れるだけではなく、食べかすなどがリードの隙間に挟まったりすると故障の原因にもなります。

演奏や練習の途中でも、こまめに水分補給が必要ですが、糖分の入ったものは避けてください。
ヴァルヴがべとついてしまい、貼り付きやすくなって、上手く機能しなくなります。

 

次はいきなり吹き始めず、手で十分にハーモニカを温めてください。

演奏前に

ストーブやドライヤーなどで温めると、本体が変形したり、ヴァルヴが反り返ってしまう恐れがありますので避けてください。

 

ハーモニカが十分に温まっていても、内部は冷えている可能性がありますので、まずは部屋の気温になじませるために「吸う音」から始めてください。
この時、部屋の気温も十分に暖まった状態で始めてください。
特に冬場は冷えやすいですし、夏場は熱中症などにも十分に注意してください!
(私自身の経験上、最低でも22、23℃くらいはあった方が楽器の状態は良くなる感じがします)

吸う音で、部屋の気温に十分なじませた後、少しずつ息を吹き込んでいきます。
具体的なイメージとしては、
「吸う音100%」→「吹く音10%」
「吸う音100%」→「吹く音20%」…
………

「吸う音100%」→「吹く音90%」
「吸う音100%」→「吹く音100%」

といった感じで、少しずつ吹き込む息の量を増やしていき、徐々にハーモニカの内部を温めるようにしてください。
内部が冷えていて、急激に吹く息を入れ過ぎた場合、目安としては、吹き口から見えるスライドレバースライドレバーガイド板が結露していることがあります。

演奏前2

徐々に温めていくことで、これを回避できますので、穴の中も見ながら吹き込む息の量を調節していってください。

 

ハーモニカが十分に温まっていない状態で演奏してしまうと、ヴァルヴが結露して、リードプレートに貼り付いてしまい、音が詰まったり、出にくかったりするようになってしまいます。
また、十分に温まっていても、部屋の気温が低かったり、冷房の風が直接当たったりすると、吸う音の時に部屋の空気が内部に入り、ハーモニカを冷やしてしまうことになります。
ヴァルヴだけではなく、リードも結露してしまうと、一時的ではありますが音程が下がったりすることがあります。

 

演奏の後のお手入れ

普段のお手入れとしては、乾いたクロスやガーゼハンカチなどで乾拭きするだけで大丈夫です。
汚れが気になる場合は、少量の消毒用のエタノールをクロスやガーゼハンカチにつけて拭きとってください。

演奏後のお手入れ

 

ハーモニカを綺麗に拭いた後、すぐにケースに仕舞わずに、吹き口を下にして内部も十分に乾燥させた後で仕舞うようにしてください。

演奏後のお手入れ

吹き口から唾液が入っていたり、内部に水滴がついていたりします。
特に、本体が木製の場合、十分に乾燥させないとカビが生えたりする原因にもなります。
乾燥させる際は、高温多湿な場所や直射日光の当たる場所も避けてください。

 

***** 一歩進んだお手入れ *****

このお手入れは、構造を十分に理解して、メンテナンスに慣れている方にオススメしています。
まだ慣れないうちは、壊してしまう恐れがありますので、避けていただいた方が無難です。

 

演奏の後、ヴァルヴが少し反り上がっていたり、貼り付いていたりすることがあります。
細長いヘラなどを使い、優しく丁寧に元の位置に戻してあげることで、よりヴァルヴのコンディションを保つことができます。

ヴァルヴは外側、内側の両方についており、両側全てのヴァルヴを触る必要があります。
ヴァルヴは薄いプラスチックでできており、少しひっかけてしまったり、触る方向を間違えただけでもすぐに折れ曲がってしまいます。
かなり慎重に、十分に注意しながら行ってください。

 

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