「5つの小品」を物語仕立てで解説

物語仕立ての解説 おしらせ

Chromatic Harmonica LABOのYouTubeチャンネル、また新たに音源をアップしました。

今回アップしたのはゴードン・ジェイコブ(Gordon Jacob)作曲の「5つの小品(Five Pieces)」の中の、1.カプリス2.子守歌3.ロシアの踊り です。(続きはこちら

これまでにコンサートでも何度かとりあげたことのある作品でもありますが、録音するにあたって改めて楽譜と向き合い、解釈や表現などにおいても新たな発見がありました。

 

コンサートなどで「物語仕立て」で曲を説明・解説することがよくあります。
物語の流れが見えてくると「ここのフレーズは何を表しているのか」「曲調の変わり目では場面がどう変わるのか」など、考え始めるとどんどん面白くなっていきます。

この「5つの小品」にも一つの物語が込められている気がしています。
勿論、曲の解釈には色々ありますし、必ずしも正解があるわけではないのですが、私の場合の一例としてこの曲を簡単にご説明したいと思います。

 

この「5つの小品」には、動物、あるいは昆虫の家族の物語が描かれているように思います。

 

1.カプリス
お腹を空かせた子どもたちのために、エサを求めて森へ出かけていく母親。
エサを必死に探すあまり、道に迷ってしまい深い森に迷い込んでしまう。
しかしそこには、その母親の後をつける不気味な影が…

 

2.子守歌
お腹を空かせた子どもたちが、母の帰りを今か今かと待ち望んでいる。
すっかり日も暮れてしまったが、一向に帰ってくる気配がない。
「お腹すいたなあ。お母さんまだかなあ。。」

 

3.ロシアの踊り
母親の後をつけていた不気味な集団が、子どもたちの待つ巣を突然襲う。
子どもたちは散り散りばらばらになり、必死に逃げ惑う。

 

 

続きの4.悲歌、5.田舎の踊りも近日アップする予定です。(続きはこちらから)

また続きの物語解説も音源をアップした後に掲載予定です。

 

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