口が渇いてハーモニカが滑りにくい時の対処法②

クロマチック・ハーモニカ コラム コラム

前回のブログでは、私が実際に取り入れている方法をご紹介しましたが、今回はこれまでに試した方法や、周りの方が試されていた方法をご紹介したいと思います。

何れも私自身はしっくりこなかったものですが、もしかするとこれらの方法が合う方もいらっしゃるかもしれませんので、ご自身や楽器にも無理の無い範囲で試してみるのも良いかもしれません。(何れの方法もご自身の責任においてお試しください。)

 

レモン果汁やオレンジなどの柑橘類、アズノール喉スプレー

これは即効性がありますので、「口が渇いてもうどうしようもない!」という時は一時しのぎで使える方法かもしれません。

いくつか試してみましたが、唾液は比較的出るようになりますが、糖分を含んでいるため、すぐにバルブが張り付きやすくなってしまうというデメリットがあります。
(バルブ以外にも、リードや本体などにも影響があり、故障の原因になる恐れがあります。)

喉スプレーの場合は、イソジンではなく、アズノールで且つ殺菌成分の含まれてないものが良いかと思います。

積極的にはオススメしていませんが、「緊急時!」には使える方法の一つです。

 

サランラップ

「サランラップをマウスピースに貼り付けると滑りが良くなる」という話を聞いたことがあるので、試してみたところ、逆に滑りにくくなったような印象がありました。

調べてみたところ、サランラップの主原料である「ポリ塩化ビニリデン」は、クロム、銀、金(マウスピースのメッキに、よく使われている素材)よりも摩擦係数が大きいようです。

ですが、いくつかのメーカーのサランラップを試してみたところ、メーカーによっても滑りやすさがだいぶ変わる印象がありました。
この方法を試される際は、いくつものメーカーを試してみることをオススメします。
また、マウスピースのメッキが剥がれていたり、傷がついていたりする場合、サランラップが上手く貼り付けられないので、比較的新しいマウスピースでお試しください。

 

サラダ油、オリーブオイル、すべ~る

この方法は楽器への影響を懸念して試していないのですが、比較的周りに試されている方が多かった方法の一つです。

口に入っても安全なように食用の油を使うのですが、オイルは楽器の内部に入りやすく、リードやバルブに付着してしまったり、特に木製のボディの場合、染み込んでしまったりと楽器への影響が懸念されます(故障の原因になる恐れがあります)のでオススメしていません。

トンボ楽器から「ハーモニカすべ~る」という商品がでているので、そちらを試してみる方が良いかと思います。

 

超高分子量ポリエチレンテープ

サランラップで摩擦係数のお話を少ししましたが、摩擦係数が低い素材として挙げられるのが、フッ素樹脂と超高分子量ポリエチレンです。

フッ素樹脂と聞くとピンと来にくいですが、「テフロン」と聞くと、あぁ~!となる方も多いのではないでしょうか。
そうです、フライパンなどにくっつきにくく加工されているやつです。
市販品でフッ素樹脂のスプレーがあるのですが、万が一、細かい粒子が肺に入ってしまったり…と、人体への影響を懸念してスプレータイプは何れも使わない方が良いかと思います。

フッ素樹脂のテープ、超高分子量ポリエチレンのテープがありますので、そちらの方が良いかもしれません。
私自身は超高分子量ポリエチレンのテープで試してみましたが、あまり効果は感じられませんでした。

 

マウスピースのメッキの種類

クロム、銀、金(マウスピースのメッキによく使われている素材)は何れも摩擦係数は低いようです。
私自身も何れも使ったことがありますが、特に金属によって大きな違いは感じられませんでした。

 

演奏の合間の水分補給

ステージ横に水を置いて、こまめに補給するのも試してみたのですが、口の中は一時的に潤いますが、唾液が出るようになるというわけでもなかったので、あまり滑りが改善された感じはありませんでした。
一番最初の項目でも挙げていますが、緊急時用に「レモン水」などを用意しておくのも良いかもしれません。

 

口腔用保湿剤

ドライマウスの方など向けに口腔用保湿剤があり、普段から口が渇きやすいという方は試してみるのも良いかもしれません。
沢山の種類があり、香料や甘味料が入っているものも多いので、その点にも注意が必要です。

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