世界初?!ハーモニカ・ミュート

トランペットのミュート LABO

アルチュニアンのトランペット協奏曲の中に、「Con Sordino」(弱音器をつけて)という指示が出てきます。
トランペット(金管楽器)の弱音器、ミュートには様々な種類や素材があり、その効果としては音量を抑えることもありますが、音色が変化するところにあります。
ハーモニカには、このような「ミュート」なるものは無く、Con Sordinoの部分をハーモニカで如何に表現するか、ということに於いて何年も試行錯誤を重ねてきました。

ハーモニカのことを良くご存知の方は、「某メーカーにサイレンサー(消音器)付きのハーモニカがあったような」と思われるかもしれませんが、それとは全く異なり、金管楽器のミュートのような音色の変化を目標としています。
「音色の変化」と聞くと、「それならアンプリファイド・ハーモニカがあるのでは?」と思われるかもしれませんが、あくまでも生音での表現を追い求めています。

トランペットのミュートの音は、特に関西の方々には馴染みの深い音色なのではないでしょうか。
そうです、「吉本新喜劇のテーマ」のホンワカパッパーのあの音です。

ミュートの研究にあたって、クロマティック・ハーモニカ・ラボのN研究員とも会議したところ、「楽器を魔改造する」という案が浮上しました。
さすがはピアニスト、プリペアド・ピアノから発想を得たのでしょうか。
ですが、ハーモニカそのものを改造してしまうと、それ専用になってしまうため、どうしても曲ごとに持ち替えが必要になってきます。
持ち替えすることなく、同じ楽器のままで音色の変化が欲しいのです!

金管楽器のミュートに限らず、木管楽器、弦楽器、打楽器とありとあらゆる楽器を参考に、様々なものを試してみるも、どれも思ったような変化は得られず…
昨年のリサイタルの時には、ハンドミュート、ビブラート、口の形等々を併せて変化をつけていました。

つい先日、ふと新たなアイディアが降ってきたので、早速試してみるも思ったような変化は得られず…
それからあーでもない、こーでもないと呟きながら、試行錯誤を重ねたところ、とうとう音色に変化をつけられるものに行きつきました!
まだまだ改良の余地はありますが、これは是非クロマティック・ハーモニカ・ラボの最新研究として発表したいと思っています。

5/17(土)大阪のザ・フェニックスホールでお披露目予定です!!

ハーモニカマニア フェニックスホール表

ハーモニカマニア フェニックスホール裏

 

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