クロマティック・ハーモニカとピアノの調べ〜見上げてごらん夜の星を〜

来週の11月25日、山口県岩国市民文化会館でコンサートがあります。

山口を訪れるのが今回初めてで、ニュースなどで「山口」「岩国」というワードが出てくる度に敏感に反応するようになっています。

音楽でほっと一息つけるような、思わず空を見上げたくなるような、あたたかな時間にしたいとの想いを込めてプログラムを組んでみました。
岩国市在住のソプラノ歌手藤永麻未さんが朗読で出演してくださるという豪華な〈ドビュッシーシアター in 岩国〉共演も企画しております。

ピアノの新崎誠実さんは、特にドビュッシー作品を得意としており、初めて彼女のドビュッシーを聴いた時の衝撃は今でも鮮明に覚えています。
私が初めて聴いた曲は「レントよりおそく」でした。
ピアノを「弾いている」のではなく、彼女が手を鍵盤にかざしただけで、まさにピアノが「鳴っている」という表現が相応しい、とても美しい演奏でした。
彼女の影響を受け、ドビュッシーを演奏する機会も少しずつ増えてきました。
勉強のためにと色々な方の演奏を聴いているのですが、やはりドビュッシーは新崎誠実さんの右に出るものはおりません！！
〈ドビュッシーシアター in 岩国〉は間違いなく必聴コーナーです！！

新崎誠実さんの「レントよりおそく」の演奏はこちらのCD
「ドビュッシーへの誘い～Debussy Préludes I～」に収められています。