finale(フィナーレ)をご存知でしょうか。
楽譜を作るソフトウェアの「フィナーレ」です。
楽譜作成ソフトを使われている方は、この「フィナーレ」か「シベリウス」のどちらかではないでしょうか。(最近は「ミューズスコア」を使われている方もいらっしゃいます。)
出版譜もこのフィナーレ等で作られているようです。
私は数年前からフィナーレを使い始めています。
普段から、このフィナーレは大活躍しているのですが、ここ数日は更に大活躍を見せております。
ハーモニカのレッスンの教材(教本)を作ったり、手書きの楽譜を浄書したり、もちろん作曲・編曲の時も大活躍です。
恐らく、私史上「買ってよかったものランキング」の「ベスト3」に入るのではないでしょうか。
フィナーレを買う時、実はかなり迷いました。
何故かというと、動機が不純だったからです。
「手書きだとめんどくさくて、時間がかかるから」というのが大きな理由でした。
先生に提出する課題も「フィナーレで書いたら早いのでは?!」という、なまけもの精神。
作曲の先生は、こんな私でも優しく丁寧に教えてくださいました。(先生、すみません。。)
最初の動機は不純だったものの、いざ使い始めてみると、予想以上のメリットが得られています。
という話をしていると、楽譜もパソコンで書くことを推奨しているように聞こえますが、特に作曲・編曲をする場合には、努めてなるべく「手書き」でやるようにしています。
「手書き」でやることによって、よりクリエイティブな発想が得られやすくなる、という記事をどこかで見かけてから、そうするようにしているというのが一つの理由です。
もう一つは、最近、手書きの楽譜とよく対面しているのですが、「手書き楽譜は読みにくい」という反面、微妙なニュアンスだったり、雰囲気だったり、そういう細やかな部分は、やはり手書きでないと伝えられない部分があると思っています。
お手紙で考えてみたのですが、パソコンで書いた文面は、とても綺麗で読みやすいです。
でも、好きな人、大切な人からのお手紙は、私はやっぱり手書きで欲しいと思います。
楽譜でも、お手紙でも、「誰かに何かを伝えたい」という想いは、手書きだからこそ伝えられること、手書きだからこそ伝わることがあると思っています。
私自身も、この手書きの持つ「暖かみ」や「想い」をいつまでも大切にしていきたいと思います。
楽譜を通して、「手書きの力」を再認識した今日この頃です。